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砂の器(中居君版)の最終回はどうなった?相関図も解説する!

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あざらしくん

砂の器(中居君版)の最終回について教えてください。

このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。

こちらの記事では砂の器(中居君版)の最終回について解説しています。

記事の内容を見ていただくだけで砂の器を更に楽しめますよ

どんな内容だったのかな。

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ペン君先生

砂の器(中居君版)の最終回を5つに分けて紹介

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砂の器(中居君版)の最終回は「完結編・宿命の再会」というタイトルで放送されました。

そのストーリーは以下の通りです。

以下でそれぞれ解説します。

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ペン君先生

①父の千代吉は自首

最終回において、30人もの人を殺した「大畑事件」は、和賀英良の父である本浦千代吉(原田芳雄)が犯人だったことが明らかになりました

そしてそれは「村八分(むらはちぶ)」が原因で、千代吉の妻が死んだことがきっかけでした。

妻の急病の時、村長や村の医者から無視され隣町へ向かう途中で亡くなってしまったことで千代吉の怒りが爆発し、村長や医者らをナタで殺害し、村中に放火したのでした。

さらに千代吉は、自分が犯した大量殺人という罪を償うため自首していたことがわかりました。

これは赤井英和演じる三木のすすめであり、三木はその後、同情と責任感から千代吉の息子の秀夫(のちの和賀英良)を引き取ったのです。

三木が千代吉の自首をうながしたことが最後にわかったんですね。

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②刑事の今西が和賀英良の過去を捜査本部で話す

地道な調べによってわかった和賀英良の過去を、渡辺謙演じる刑事の今西が捜査本部で話しました

父の千代吉が大量殺人犯であること、三木がそれを知っていたため和賀英良は育ての親である三木を殺したことなどを「悲しい宿命だった」と表現しました。

和賀は自分の新しい人生を守るために、恩人の三木を殺したのでした。

千代吉たちの悲しい過去を語り終えた今西は和賀の宿命に哀れみを感じ同情しながらも、刑事としてはしっかりと逮捕状を請求し、和賀がコンサートを行う会場へと向かいます。

③最後の演奏をする和賀

和賀英良は自身の心の叫びをこめた「宿命」という新曲をコンサートで演奏しました。

この曲はストーリー上では和賀が作曲したことになっていますが、実際は千住明氏によって作曲されたピアノ協奏曲です。

悲しく、かつ、前に進もうとする力強い意志を含み、背後に流れるオーケストラとの見事なマッチングが素晴らしい1曲です。

これを聴いた松雪泰子演じるあさみは涙を流し、和賀英良の背負ってきた悲しみに同情します。

舞台袖では和賀を逮捕するために今西たちが待っていました。

④逮捕される和賀とそれを見送るあさみ

演奏が終わりアンコールの声援が響く中、今西と吉村に和賀は連行されますが、手には鍵盤ハーモニカをしっかりと握っていました

この鍵盤ハーモニカは父の千代吉と旅をしていた時に手に入れた、和賀にとっては思い出の品でした。

そしてあさみが、警察車に乗り込もうとする和賀に駆け寄ります。

見つめ合う2人の間に言葉は何もありませんでしたが、和賀が最後に彼女に見せる強気な笑顔からは言葉がなくてもちゃんと伝わってくる2人の絆が感じられました

⑤父との再会

ラストシーンでは父の千代吉のもとを和賀が訪れ、涙を流します

三木さんを殺してしまいました・・・」といって泣き崩れる和賀に、格子の向こうでベッドに寝たままの父の千代吉が片手を差し出しました。

「秀夫、手出せ、秀夫、、」

「とうちゃーん!!」

両手で父の手を取り、和賀は再び泣き崩れました。

この瞬間和賀は完全に秀夫に戻ったのでした。

それをみて父の千代吉は幸せそうな顔をみせます。

悲しい宿命に切り裂かれた父と息子でしたが、最後の最後に再会を果たし物語は幕を閉じました。

砂の器(中居君版)の最終回のエンドロール

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砂の器(中居君版)はエンドロールも印象的でした。

秀夫が子供の時と同じように父の前で鍵盤ハーモニカを吹いており、その曲は「宿命」でした。

秀夫は父の千代吉について「あなたが憎かった。あなたの子供であることが嫌だった」と話していましたが、父がいなくなってから自分だけの力で生きてきた秀夫は変わらざるを得なかったのかもしれません。

和賀を名乗った時に全ての過去を自分自身から消しましたが、成功した彼の元に突然三木が現れ、彼にとって三木は彼のこれまでの辛さや悲しみを再び呼び戻す悪魔に見えたのでしょう

皮肉にも犯罪を犯した事で自分の宿命を受け入れる事ができた秀夫は、ようやく最後の最後に自分自身のまま生きていけるようになったのでした。

秀夫が秀夫に戻っていくことも含めて「宿命」だった、そんなことを伝えるようなエンドロールでした。

砂の器(中居君版)の最終回に関するQ&A

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砂の器(中居君版)の最終回に関するQ&Aは以下のとおりです。

以下でそれぞれ詳しく解説します。

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ペン君先生

①砂の器の中居君版のあらすじは?

新進気鋭のピアニスト・和賀(中居)は、大量殺人を犯した父・千代吉(原田芳雄)とのつながりを隠すために自分の過去を知る男・三木(赤井英和)をぼく殺します。

刑事の今西(渡辺謙)によって真相は暴かれ、コンサートで「宿命」を弾いている和賀に逮捕令状が出され物語は幕を閉じました。

自分の過去を消すための殺人だったんですね。

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ペン君先生

②砂の器が放送できない理由は?

砂の器が放送できない理由は、ハンセン病を扱っているからです。

1本目の映画化の際、ハンセン病への偏見や差別を広げかねないという理由でハンセン病患者団体からの抗議を受け、松本清張さんの遺族たちが「今後ハンセン病を扱う作品を放送しない」と決めました。

⇩砂の器を放送できない理由は以下の記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。

砂の器が放送できない理由は?ハンセン病についても解説する!

③砂の器の中居君版の相関図は?

相関図は以下の通りです。

犯人:和賀英良(中居正広)

刑事:今西修一郎(渡辺謙)、吉村雅哉(永井大)

父:本浦千代吉(原田芳雄)

恩人であり被害者:三木謙一(赤井英和)

恋人:成瀬あさみ(松雪泰子)

④砂の器はハンセン病を扱っている?

砂の器の原作と1本目の映画化作品では、ハンセン病が物語全体の大きなポイントとなっています。

ただし、1974年以降のリメイク作品では「父がハンセン病」という設定は扱えなくなったため、精神病や殺人犯という設定に変えられていますので注意が必要です。

⑤砂の器の中居君版のネタバレは?

砂の器の中居君版の最大のネタバレは和賀英良が最後に父の千代吉と再会する事です。

三木を殺してしまったことを父に泣きながら話す和賀の手を千代吉は温かくにぎります

悲しい宿命を負った父と子の感動の再会シーンでした。

⑥砂の器の中居君版の父親役は?

父の千代吉を演じたのは原田芳雄さんです。

息子を見る表情が切ないと、その演技力が話題になりました。

⑦砂の器の中居君版は配信で見れる?

残念ながらAmazonプライムやDMM TVといった動画配信サイトでは配信がありません

ただ宅配レンタルサービスのTSUTAYA DISCASでのみ無料レンタル可能でしたので、気になる方はチェックしてみてください。

⑧砂の器は無料動画で見れる?

Youtubeをはじめとした各種動画サイトで無料で見ることができますが、全編公開されているわけではないようです。

確実に見たい方はTSUTAYA DISCASでの無料レンタルをおすすめします。

砂の器(中居君版)の最終回のまとめ

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砂の器(中居君版)の最終回について解説しました。

最後に簡単にまとめると、以下の通りです。

  • 父の千代吉は自首
  • 刑事の今西が和賀英良の過去を捜査本部で話す
  • 和賀は「宿命」を演奏した後あさみに見送られながら連行
  • 父の千代吉と再会し秀夫に戻る
  • エンドロールも印象的

砂の器の中居君版は数あるリメイクの中でも比較的評価が高い作品です。

特にラストシーンの父との再会は涙なくしては見られないようなので、気になる方は作品を是非チェックしてみてください。

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