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砂の器のリメイクはひどい?理由についても解説する!

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あざらしくん

砂の器のリメイクはひどいのかについて教えてください。

このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。

こちらの記事では砂の器のリメイクはひどいのかについて簡単に解説しています。

記事の内容を見ていただくだけで砂の器を更に楽しめますよ。

どうひどいのかな。

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ひどいと言われる砂の器のリメイク作品5本を紹介

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砂の器のリメイクは1本目の映画化作品を除くと以下の5本あります。

クリックすると詳細に飛びます

以下でそれぞれ解説します。

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ペン君先生

①1977年版

1977年に1時間枠で全6回ドラマとして放送されました。

その後も1985年に再編集してドラマSPとして放送されたり、松本清張さんが亡くなった1992年には追悼番組として放映されました。

和賀 英良(わが えいりょう)の父である本浦千代吉の設定は、ハンセン病から精神病に変更されています。

刑事の今西を仲代達矢さん、和賀英良を田村正和さんが演じました。

精神病という設定に変わったんですね。

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②1991年版

1991年のリメイクドラマは全1回で放送されました。

本浦千代吉はハンセン病患者ではなく、罪を犯して息子の和賀英良(当時は本浦秀夫)と逃亡を続けていましたが、駐在巡査だった三木謙一に自首したという設定に変更になりました。

刑事の今西を田中邦衛さん、和賀英良を佐藤浩市さんが演じました。

③2004年版

全11回で放送され、平均視聴率は19.6%でした。

本浦親子の放浪の理由が以下のように変更になりました。

千代吉が集落の中で唯一ダム工事の投票に賛成票を投じたといういわれなき理由で村八分にされたことで、妻の急病時に医師から診療を拒否され病死したことに激怒し、村中の家に放火し26人を殺害したためという設定でした。

刑事の今西を渡辺謙さん、和賀英良を中居正広さんが演じました

④2011年版

2011年に2夜連続で放送され、視聴率は第1夜が16.6%、第2夜が13.1%でした。

刑事・吉村弘の視点で描かれているのが特徴的です。

親子の放浪理由は以下のように変更になりました。

千代吉が殺人容疑で逮捕され、証拠不十分で釈放されたものの村人からの疑惑の目に耐え切れず息子を連れて放浪の旅に出たという設定でした。

刑事の今西を小林薫さん、和賀英良を佐々木蔵之介さんが演じました。

⑤2019年版

2019年にフジテレビ開局60周年ドラマとして放送されました。

平均視聴率は11.1%、瞬間最高視聴率は12.1%でした。

父の本浦千代吉が殺人犯という設定になっています。

刑事の今西を東山紀之さん、和賀英良を中島健人さんが演じました。

砂の器のリメイクがひどいといわれる理由

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砂の器のリメイク作品では父の本浦千代吉がハンセン病だという設定が各作品ごとに変わっており、それが「ひどい」といわれている原因のようです。

精神病であったり殺人犯であったりと設定はさまざまですが、どれもテーマとしてハンセン病ほどの重みがないため原作や1本目の映画化作品のファンの方がたにとっては物足りなく感じたようですね。

リメイク作品群はどれも「宿命」というテーマをかかげるには軽すぎるという意見も多く、何を作っても1作目の映画化作品を超えられないという意味で「ひどい」と言われ続けています。

やはり砂の器はハンセン病抜きでは成り立たない、それ以外のリメイク作品は認めないと考えている方がとても多くいるようです。

それほど1本目の映画化作品のインパクトと完成度が高かった証拠ともいえそうですね。

砂の器のリメイクがひどいことに関するQ&A

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砂の器のリメイクはひどいのか?に関するQ&Aは以下のとおりです。

以下でそれぞれ詳しく解説します。

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①2019年の砂の器はひどい?

2019年に「砂の器」はフジテレビ開局60周年ドラマとしてリメイクされました

これは2018年、ハロウィン当日の渋谷で発見されたぼく殺死体にまつわる事件を捜査する刑事・今西栄太郎が、天才作曲家の和賀英良と心理戦を繰り広げていくというストーリーでした。

  • 東山紀之
  • 中島健人
  • 柄本明
  • 土屋太鳳

というキャスト陣が話題を呼びましたが、原作の社会派ミステリーが現代版にリメイクされたことで内容が軽くなってしまっていると批判を受けました。

テーマに重みがなかったんですね。

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②砂の器の歴代キャストは?

主要人物の歴代キャストは以下の通りです。

刑事の今西栄太郎役ー丹波哲郎、仲代達矢、田中邦衛、渡辺謙、小林薫、東山紀之

刑事の吉村弘役ー森田健作、山本亘、伊原剛志、永井大、玉木宏、野村周平

犯人の和賀英良役ー加藤剛、田村正和、佐藤浩市、中居正広、佐々木蔵之介、中島健人

③砂の器はどれが一番いい?

砂の器は何度もリメイクされていますが、1974年に公開された1本目の映画化作品が一番いいと言われています。

原作に一番忠実な設定で重みのある作品に仕上がっていることや、テーマ曲に「宿命」を使った構成が絶賛され続けています。

④砂の器はおかしい?

砂の器にはややおかしな点があるともいわれています。

今西刑事の勘が鋭すぎたり、血の付いたシャツの処分の仕方がロマンチックすぎるから、という理由でおかしいといわれるようですね。

⇩砂の器がおかしいことに関しては以下の記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。

砂の器がおかしいといわれる理由は?海外の反応も紹介する!

⑤砂の器は実話?

砂の器は実話ではありません

ただし、ハンセン病患者があてのない旅に出るという状況は実際によくあることだったようです。

⑥砂の器に中居君が出ている?

砂の器は2004年に中居正広さん主演でドラマとしてリメイクされています。

この作品では中居さん演じる和賀英良は天才ピアニストという設定でした。

⑦砂の器が放送できない理由は?

砂の器が放送できない理由は、ハンセン病を扱っているからです。

1本目の映画化の際、ハンセン病への偏見や差別を広げかねないという理由でハンセン病患者団体からの抗議を受け、松本清張さんの遺族たちが「今後ハンセン病を扱う作品を放送しない」と決めました。

⇩砂の器が放送できない理由は以下の記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。

砂の器が放送できない理由は?ハンセン病についても解説する!

砂の器のリメイクはひどいのか?まとめ

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砂の器のリメイクはひどいのか?について解説しました。

最後に簡単にまとめると、以下の通りです。

  • 1974年以降のリメイク作品は5本
  • 5本とも和賀英良の父がハンセン病という設定が変更になっている
  • ハンセン病を扱っていないためテーマとして重みが足りない

砂の器は「ハンセン病の父」という設定が作品としての深みを増すための重要なポイントです。

他の設定ではどのように軽く感じてしまうのか、是非各作品を見比べてチェックしてみてはいかがでしょうか。

⇩砂の器のあらすじは以下の記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。

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