「君の名は。」の中でゾッとしたシーンを考察してほしいです。
このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。
こちらの記事では「君の名は。」の考察について紹介しています。
記事の内容を見ていただくだけで「君の名は。」をより深く楽しむことができますよ。
本当は怖いのかな。
「君の名は。」を考察！ゾッとする怖いシーンを3つ紹介
一見すると入れ替わりものの単純なラブストーリーだと思われがちな「君の名は。」には、後で気づくとゾッとするシーンがあります。
それが以下の3つです。
- 電車で話しかけられた瀧が三葉を冷たくあしらったシーン
- 入れ替わらなくなった日が彗星落下日と一致していると瀧が気付いたシーン
- 瀧と三葉のそれぞれの世界の日付が3日ずれていることがわかるシーン
今回はこの3つのシーンについて考察していきます。
その他、おばあちゃんに関することやこの作品の裏設定などはQ&Aにも載せていますので、是非一番下まで読んでみてくださいね。
「君の名は。」の考察①瀧が三葉を冷たくあしらったシーン
ここからは「君の名は。」の瀧が三葉を冷たくあしらったシーンについて考察していきます。
まずは、電車でのシーンを簡単におさらいしましょう。
以下でそれぞれ解説します。
①勇気を出して瀧に会いに行った三葉
入れ替わり生活が続いていくうちに、だんだんと三葉は瀧に会いたいと思うようになりました。
そして勇気を出して、瀧に会うために東京へと向かいます。
東京で瀧を探していた三葉、ようやく瀧を電車の中で見つけることに成功しました。
三葉の中で瀧への恋心が大きく膨らんでいたことがよくわかるシーンです。
よく見つけたよね。
②瀧に話しかけた三葉
そして三葉は瀧に「瀧君、、、私（のこと）覚えてない？」と不安そうに問いかけました。
三葉は入れ替わりの時間軸が3年違うことに気が付いていないため瀧に声をかけたのですが、瀧にとっては入れ替わり自体を経験する前だったので、まったく知らない女性が急に電車内で語り掛けてきたという状況でした。
時間軸の関係で気持ちがすれ違っていたとはいえ、ややストーカーのような描写であることが観客をゾッとさせる原因だったのかもしれません。
知らない人から急に声をかけられたら怖いよね。
③「お前、誰？」
知らない女性から急に親しげに話しかけられたと思い不気味に感じた瀧は、三葉に「お前、誰？」と冷たく言い放ちました。
それまで本編では入れ替わりを通じて2人の心の距離が縮まっていく過程を描いていたため、急に手のひらを返したような瀧の態度にゾッとした・怖いと感じた方も多かったようです。
他人を不審者扱いするとここまで冷たくなれるんだ、という瀧の人間性にもゾッとするシーンですね。
④三葉の名前を問いかけた瀧
ここで2人がそのまま別れて終わり・・・とはならず、瀧は電車から降りるタイミングで、三葉の名前を問いかけました。
このシーンについては実は小説版で瀧の心情の裏設定が描かれていますのでご紹介します。
「このおかしな女の子は、もしかしたら、俺が知るべき人なのかも知れない」
おかしな女の子、という言い方が失礼で瀧らしいですが、三葉に何かを感じ取ってちゃんと行動を起こしたのはよかったですよね。
こうして名前を聞かれたため、電車の降り際に三葉は組み紐を瀧に手渡したのでした。
ゾッとしたあとにホッとする展開でしたね。
「君の名は。」の考察②三葉は死んでいた？
ここからは「君の名は。」の2人が入れ替わらなくなった日が彗星落下日と一致していると瀧が気付いたシーンについて、ご紹介します。
2013年10月4日
これは三葉が住んでいた糸守町に彗星が落下した日の日付です。
瀧と三葉が入れ替わり始めたのは2016年の9月。
入れ替わっている間に、瀧は三葉の人となりや糸守町について少しずつ知っていきます。
しかし三葉が亡くなる10月4日を境に、入れ替わりが起きなくなり、瀧は三葉を探し始めたのでした。
そしておぼろげな記憶を頼りに糸守町の図書館にたどり着き、10月4日に彗星が落下していたことを知ります。
悪い予感がしただろうねえ。
瀧が生きている世界線においては三葉は死んでしまっていた、つまり瀧は死者と交流していたのだと気づいた観客の方にとってはゾッとさせるシーンだったことでしょう。
「君の名は。」を考察③2人の世界の時間のズレ
それではここからは映画「君の名は。」における時間のズレについて、瀧と三葉のそれぞれの世界の日付が3日ずれていることがわかるシーンをご紹介しながら考察します。
①スマホの日付
「君の名は。」において入れ替わりに気づいた2人がお互いの生活を守るため、それぞれのスマホに日記を付けます。
実はその日付が2人の時間軸のズレを表すヒントになっていました。
瀧と三葉の行動が同じ日付であっても、よく見ると曜日が違っている日もあるのです。
日記をつけているシーンのカレンダーに注目すると、3日ずれていることがわかるはずですので是非注意深く見てみてください。
②3年ずれていた
同じ日付なのに曜日が3日分ずれていたということは、瀧と三葉の世界には3年間のズレがあったということです。
ここに気づいたときにゾッとしたという方が多かったようですね。
瀧の世界では三葉は本来は死んでいたはずなのだ、ということがこの作品における驚きの事実だったのです。
2人の会話が微妙に食い違うシーンがあったのもそのためかもしれませんね。
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「君の名は。」の考察に関するQ&A
「君の名は。」の考察に関するQ&Aは以下のとおりです。
以下でそれぞれ詳しく解説します。
①「君の名は。」の伏線一覧は？
伏線は以下の3つあるといわれています。
- 日付が3日ずれている
- 宮水家に伝わるしきたり
- 彗星落下の後、入れ替わりが起こらなくなった
②「君の名は。」が「野球部に回される」とは？
「君の名は。」と検索すると「野球部 回される」というキーワードが出てきますが、本編には野球部は登場しません。
さまざまな考察がありますが、この作品が流行った当時、その人気にあやかって野球界も盛り上がったことから「回される」という言い方がされた可能性が高いです。
「岸の名は。」というパロディ作品も作られたようですので気になる方は是非みてみてはいかがでしょうか。
③「君の名は。」のおばあちゃんは怖いの？
おばあちゃんはある意味怖いともいえるでしょう。
というのも、三葉が瀧と入れ替わっていることを見抜いて「あんた、今夢を見とるな？」と発言したからです。
外見は変わっていないのに三葉の様子を見て入れ替わりに気づくとは、さすが宮水家の巫女さんですよね。
④「君の名は。」の裏設定とは？おばあちゃんが関係するの？
この作品における裏設定には、以下のようなものがあります。
- 瀧の父の名前は担当声優さんからとっている
- 奥寺先輩が婚約したのは、瀧の友達である藤井司（ふじいつかさ）
おばあちゃんはあまり関係ないようですね。
⑤「君の名は。」の元ネタになった事件とは？
この作品の元ネタになったと考えられる事件は以下の通りです。
- 1985年8月 日本航空機123便墜落事故（死者520名）
- 1986年 ハレー彗星が76年ぶりの地球接近
- 1986年1月 チャレンジャー号爆発事故
⑥「君の名は。」の死亡者名簿とは？
死亡者名簿とは、彗星落下で死亡してしまった人たちが載っている名簿の事です。
瀧が未来を変える前の世界線では、三葉もそのリストに載っていました。
⑦「君の名は。」の伏線のラーメン屋とは？
ラーメン屋とは、高山ラーメンの事です。
三葉が登校途中に父親に叱られたシーンで高山ラーメンの軽トラックが写っていました。
これは三葉が糸守町に住んでいたという伏線だったのです。
⑧「君の名は。」はトラウマになる？
「君の名は。」はトラウマにはならないでしょう。
むしろ感動の方が強い作品ですので、怖がらずに是非見てみてください。
映画「君の名は。」の考察に関するまとめ
映画「君の名は。」を考察しました。
簡単にまとめると、以下の通りです。
- ゾッとするシーンは3つある
- 瀧と三葉の世界は3年ずれていた
- 瀧の世界では本来は三葉は死人だった
このように、「君の名は。」はただのラブストーリーではありません。
他にも多くの裏設定や伏線が隠れているかもしれませんので、ぜひ作品をじっくり見てみてくださいね。
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