スラムダンクの伏線ついて教えてください。
このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。
こちらの記事ではスラムダンクの伏線について解説しています。
記事の内容を見ていただくだけでスラムダンクを更に楽しむことができますよ。
伏線なんてあったんだね。
スラムダンクの伏線4つ
スラムダンクにおける伏線を4つ解説します。
以下でそれぞれ解説します。
①花道が牧相手にダンクをしようとしたシーン
主人公の桜木花道が、海南高校の牧相手にダンクをしようとしたシーンでは、他のキャラクターたちの背景の色が伏線となっていました。
- 白い背景
- 安西先生と仙道の背景は白でした。これは「花道が勝つ(ダンクが決まる)」という2人の気持ちを表した伏線でした。仙道にいたっては「行け」というセリフまでついていますのでわかりやすかったですね。
- 黒い背景
- 一方で赤木、宮城、晴子の背景は黒でした。これは安西先生たちとの対比になっていて「花道が負ける(ダンクが決まらない)」という3人の不安な気持ちを表した伏線だったのです。それぞれの表情や発言にも表れていて、赤木は「待て!」宮城は「止まれっ!」晴子は「桜木君っ!」と焦った様子が描かれています。
白黒で暗に示していたんですね。
晴子の背景
さらに細かく見ていくと、晴子の背景の右下だけは白いことがわかります。これは9割ほどは不安な気持ちでありながら、心のどこかでは花道が牧相手にダンクを決めるスーパープレイヤーなのではないかという期待があることを示しています。細かな余白で登場人物の心情を表す技術力と発想は、さすが井上先生としか言いようがありませんね。
②流川にパスを出さない花道
陵南との練習試合のシーンでは、何度も「次は流川が仕掛けてくるか!」という場面でかたくなにパスを出さなかった花道。
実はこれも大きな伏線となっていたのです。
- 流川が気になる田岡監督
- 練習試合において、陵南高校の田岡監督含め陵南の選手みんなが「流川で来る」と何度も思っていました。
「次こそ流川か」と思ったらやはりパスを出さない花道。
これに対して 「ヤツは相当切れる!!」と驚いた田岡監督。
実際は花道は単純に流川に良い恰好をさせたくなかったから嫌がらせでパスを避けていただけなのですが、流川が気になりすぎて田岡監督は花道の事まで過大評価してしまったのでした。
- マークもされなかった小暮
- そしてインターハイ出場をかけた陵南戦において、田岡監督はやはり流川を重要視して小暮のマークを薄くします。
陵南の池上に対して田岡監督が放った「流川のマークをきつくしろ。木暮のマークは多少薄くてもいい」 というようなセリフも伏線となりました。
監督の指示通り、湘北にボールが渡った瞬間に流川をマークして木暮をフリーにしてしまう池上。
そこで流川に見向きもせず、木暮にパスを出す花道。
結果、ノーマークの木暮が3Pシュートを決めるという劇的な展開になったのです。
田岡監督のミス
一連の流れで重要なのは、田岡監督が一貫して流川を過大評価していたことです。湘北と言えば流川だと思い込んでいた田岡監督。花道がいかに流川をライバル視しており、そして小暮も当たり前のように練習を積んできた、れっきとしたバスケットボールプレイヤーだということを田岡監督は忘れていたのです。
陰ながら努力を続けてきた小暮の活躍は胸が熱くなりましたね。
③「さあ整列だ」
スラムダンクにおいて、このセリフも伏線となっています。
- 赤木が花道に放った「さあ整列だ」
- そもそもこのセリフが最初に出てきたのは陵南戦のときでした。
陵南に負けて号泣していた花道に対して、赤木がかけた言葉です。
「泣くな」といって赤木が花道の頭に手を置いたシーンも感動的でしたね。
- 花道が赤木に放った「さあ整列だ」
- そして今度はインターハイ決勝リーグにおける海南戦。
負けてしまい悔し涙を流す赤木に対して、花道が声をかけました。
その時のセリフが「さあ整列だ」だったのです。
これは上記のシーンを覚えていたファンにとっては胸が震える場面でしたね。
「あの時のあのセリフを今度は花道が・・・!?」と涙した方も多かったでしょう。
花道の成長
この伏線においては、陵南戦から海南戦にかけての花道の精神的な成長も示されています。負けて泣くしかなかったバスケットボール初心者から、キャプテンの赤木を励ませるくらいにタフになった花道。技術だけでなくスポーツマンとしての心もたくましくなったことがよくわかります。
2人の絆がよくわかる伏線でした。
④花道の初めてのフリースロー
花道がバスケットボールプレイヤーとして初めてフリースローを投げるシーンにも伏線がありました。
- 「目つぶって投げれば?」
- これは流川のアドバイスです。
一見投げやりにも思えますが、実は流川は本気でこの発言をしていたのでした。
- 豊玉戦での流川のフリースロー
- 上記の発言が伏線として回収されたのが豊玉戦でした。
エースキラーとして有名だった豊玉の南に左目を負傷させられた流川。
そんな中フリースローのチャンスがやってきます。
そこで流川がやってみせたのが、両眼をつむってフリースローを決めるという離れわざでした。
これにはさすがに花道もかなり驚いて興奮して叫んでいましたね。
流川の努力
一連の流れから「目つむって投げれば?」というセリフの意味は「そのくらいフリースローを練習して体が覚えてるはずだろ」ということだったとわかります。いかに流川が日ごろから練習を重ねているかがちょっとした一言にあらわれていますよね。フリースロー直前には「体の感覚を信じろ」といって打ち、決めた後には「何百万本も打ってきたシュートだ」と当たり前のように言い放った流川。天才だといわれる理由がわかる伏線でした。
ささいな一言で努力の量がわかるね。
あれっ・・・?そんな伏線あったっけ?
もう一度見てみたいなぁ・・・
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スラムダンクの伏線に関するQ&A
スラムダンクの伏線に関するQ&Aは以下のとおりです。
以下でそれぞれ詳しく解説します。
①スラムダンクの映画の伏線とは?
「THE FIRST SLAM DUNK」において伏線はいくつかありますが、有名なのは宮城リョータの黒と赤のリストバンドです。
赤いリストバンドはリョータの兄のソータが着けていたものであり、兄の想いを背負っているという伏線だったようですね。
兄については映画をぜひご覧ください。
②スラムダンクアニメはひどい?
スラムダンクアニメは一部の方からは評判が悪いのも事実です。
というのも、放映当時は原作漫画に追いついてしまわないようにアニメの1話1話の進むペースがかなり遅かったため、見ている側はイライラしてしまうこともあったようですね。
③スラムダンクの小ネタとは?
有名なのは、流川がリストバンドを付けているのはいつも左腕のひじに近い部分だという小ネタです。
これはマイケル・ジョーダンと同じ位置だそうです。
④スラムダンクの洋平くんの謎は?
桜木軍団の中でも人気の高い水戸洋平ですが、その家庭環境などは謎に包まれています。
そして実は水戸洋平がバスケ部に加入する予定だったという伏線も多く張られていたのですが、三井が入ったことによって水戸洋平の入部はうやむやになってしまったのです。
⑤スラムダンクの裏話とは?
数ある裏話で一番衝撃が大きいであろうものは、スラムダンクでも大人気キャラクターの三井が実はもともとはただの不良という設定で、バスケ部には入らない予定だったことでしょう。
しかし三井を描いているうちに井上先生としても愛着がわいてきて、中学時代はMVPであり高校では不良、そしてバスケ部への入部という設定になったのです。
⑥スラムダンクのその後は?
スラムダンクは1996年に完結しましたが、実は8年後の2004年に「スラムダンク~あれから10日後」というアフターストーリーが発表されています。
2005年にはカルチャーマガジンの「SWITCH」に収録され、オリジナル表紙とともに発売されていますので気になる方は是非チェックしてみてください。
⑦スラムダンクの仙道のその後は?
上記のストーリーにも描かれていますが、仙道は陵南高校バスケ部のキャプテンに任命されます。
ただ、練習をさぼって魚釣りに出かけているなど、かなりゆるいキャプテンのようですね。
⑧スラムダンクの洋平くんの闇とは?
不良という設定とはいえ、主人公の桜木を守ったり男気があふれていたり、「いいやつ」だと認識されている水戸洋平。
何か闇を抱えているのかといえば作品中にそういう匂わせもなく、純粋に「いいやつ」の可能性が高いです。
スラムダンクの伏線についてのまとめ
スラムダンクの伏線について解説しました。
最後に簡単にまとめると、以下の通りです。
- 伏線は少なくとも4つある
- 伏線を知った上で作品を見返すとさらに面白い
今回ご紹介した他にもまだ伏線はあるかもしれません。
スラムダンクのファンの方も、初めて見るという方も、これを機にじっくり見てみてはいかがでしょうか?
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