バイオハザードの映画が意味不明です。わかりやすく教えてください。
このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。
こちらの記事では意味不明なバイオハザードの映画についてわかりやすく解説しています。
記事の内容を見ていただくだけでバイオハザードを更に楽しめますよ。
どんな話なのかな。
映画バイオハザードは意味不明?ストーリーがめちゃくちゃだと感じる点3つ
映画バイオハザードが意味不明な点やストーリーがめちゃくちゃだと感じる点は以下の3つです。
以下でそれぞれ解説します。
①ストーリーにつながりが感じられない
映画バイオハザードシリーズは全6作品ありますが、それぞれストーリーが複雑であり、前作とのつながりもあまり感じられないためついていけないという方も多かったようです。
物語の最後をしめくくるはずの「バイオハザード:ザ・ファイナル」では特にその傾向が強く、それまでの作品における伏線や設定が回収されないままアリスの過去や存在の意味といった新しい情報ばかりが加わりました。
映画バイオハザードシリーズの長年のファンからすると意味不明で期待外れの内容だったようです。
②キャラクターが多すぎる
映画バイオハザードシリーズで意味不明な点は、キャラクターが多すぎるところです。
毎回新しいキャラクターたちが大量に出てきては次々に死んでいったり行方不明になってしまうため、1人1人の印象が薄くなっています。
全作品を通して30人以上のキャラクターたちがいなくなっているため、誰が主要メンバーなのかわからないまま物語が終わってしまったという印象を受けた方が多いようですね。
③アルバート・ウェスカーの最後があっけない
映画バイオハザードシリーズ全体を通して強敵として登場してきたアルバート・ウェスカーの最後についても意味不明な点があります。
驚くべき力と知性を持ち合わせ主人公のアリスを苦しめてきたはずのアルバートが「バイオハザード:ザ・ファイナル」においては簡単なミスを犯し、あっけなく死んでしまいました。
冷酷で計算高かったはずのアルバート・ウェスカーのキャラクターが最後にブレてしまったこともあり、あまりの存在感の薄さに困惑したファンの方もいたようです。
これまでの作品の中でのアルバート・ウェスカーの立ち位置を考えても、彼の最後はもっとドラマチックであるべきだったと考える方も多く、納得のいかない結末だったようですね。
意味不明な映画バイオハザードのあらすじを作品ごとに詳しく解説する
映画「バイオハザード」シリーズでは全部で6作品あります。
以下、作品ごとにわかりやすく解説します。
以下でそれぞれ解説します。
①バイオハザードⅠ
1作目は2001年に公開されました。あらすじは以下の通りです。
ある日、アリスは記憶があいまいな状態で目覚めます。
さまよっていると、突然謎の特殊舞台に拘束され、地下施設に連れて行かれました。
そこはアメリカ最大の製薬会社アンブレラの地下研究所「ハイブ」だったのです。
研究所では、人類をアンデッド化(ゾンビ化)してしまう恐ろしい生物兵器T-ウィルスがもれるバイオハザードが発生。
人工知能搭載の背部のメインコンピュータであるレッド・クイーンは、地上への感染を防ぐため、研究所を封鎖しており、中にいた所員は全員死亡していました。
この事態を知ったアンブレラ社は、レッド・クイーンをシャットダウンさせるために特殊部隊を派遣するのですが、ハイブ内でアンデッドたちに次々襲われてしまいます。
アリス一同はなんとか脱出しましたが、待機していたアンブレラに捕まり、 サンプルとして研究所行きになってしまいました。
結局、バイオハザードは地上にも広がっていたという終わり方でした。
ストーリーの中で、わかりにくいと思われがちな登場人物の立場をわかりやすく説明すると以下の通りです。
アリス側
- マット・・・アンブレラの秘密を暴こうとする団体の人間であり、最後まで生き残った
- リサ・・・マットの妹であり、アリスと通じていてアンブレラを倒す計画を立てていた
- ジェームズ・・・アンブレラ特殊部隊の隊長でありメンバーからはワン隊長と呼ばれていた
- レイン・・・アンブレラ特殊部隊の女性隊員
- チャド・・・アンブレラ特殊部隊の隊員でありIT担当だった
- サリナス・・・アンブレラ特殊部隊の隊員であり、レインの親しい友人
アンブレラ社側
- レッド・クイーン・・・アンブレラ社が開発した人工知能
- スペンサー・・・アリスの旦那役でありアンブレラ社側の人間だったが金のためにT-ウイルスを盗み、電車で殺された
アリスVSアンブレラ社という構図だったんですね。
②バイオハザードⅡ アポカリプス
2作目は2004年に公開されました。あらすじは以下の通りです。
アリスが地下研究室から何とか脱出した後、T-ウィルスはラクーンシティの町にまで広がっていました。
地下研究室には新たな特殊舞台が派遣されていましたが、アンデッドに襲われ全滅、町にまでゾンビが襲い壊滅的な状態となります。
アンブレラ社はこれ以上の感染を阻止し、隠蔽するため、市民が残っているにも関わらず町を封鎖してしまいます。
その上、「ネメシス」という人間兵器を町に放ちました。
ネメシスはアンデッドより知性が高く、前作で生き残ったマットもネメシスに改造されてしまいます。
アリスは生き残った者たちや警察特殊部隊のジルと共に、アンデッドやネメシスと戦いながら、T-ウィルスの実態を突き止めていきます。
ちなみにアポカリプスとは「黙示録(もくじろく)」という意味で、新約聖書の最後の一書のことであり、世界の破滅を連想させる言葉です。
ストーリーの中での各登場人物の立場は以下の通りです。
アリス側
- ラクーン警察特殊部隊・・・アンブレラ社がラクーンシティ警察に設立した特殊作戦部隊
- ロイド・・・一般市民
- テリ・・・ニュースキャスター
- アンジェラ・・・アンブレラ社のチャールズの娘
- アンブレラ・バイオハザード対策部隊・・・アンブレラ社に見限られた後はアリス達とともに脱出をはかる
- チャールズ博士・・・ウイルスの開発者だが、アンジェラを助けるためにアリス達に秘かに情報提供していた
アンブレラ社側
- ティモシー少佐・・・ラクーンシティ隔離部隊の指揮官
- 中尉・・・少佐の補佐
- アイザックス博士・・・アンブレラ社の科学部門のトップであり「アリス計画」「ネメシス計画」を始動した
アンデッドの他にもネメシスという新たな敵が誕生したんですね。
③バイオハザードⅢ
3作目は2007年に公開されました。
あらすじは以下の通りです。
アリスはアンブレラ社からの追跡を避けながら、生き残るため一人世界を旅していました。
T-ウィルスは世界中に広がり、地上はアンデッドで埋め尽くされています。
アリスは感染が及んでいないというアラスカに向かうため、ラスベガスに食料確保に立ち寄りますが、そこで待ち受けていたのはアンブレラ社が送り込んだアリスのクローン血清で強化されたスーパー・アンデッドでした。
アリスはスーパー・アンデッドの襲撃と戦いながら、安住の地があるアラスカを目指します。
一方、スーパーアンデッドに噛まれたアイザックス博士は抗ウィルス剤を大量投与したことで突然変異を起こし、タイラントという名の怪物となっていました。
タイラントはけがをしてもすぐ再生・強化する身体能力を持つ他、右手の指は自在に伸び縮みする触手と化し、口は雄叫びだけで強力な衝撃波を起こします。
ちなみにタイラントとは英語とギリシャ語で「暴君」を意味しており、人々を苦しめる象徴として表現されています。
ストーリーの中での各登場人物の立場は以下の通りです。
アリス側
- カルロス・・・アンブレラ・バイオハザード特殊部隊の元メンバー
- クレア・・・バイオハザードから生き残った人々を集めたクレア車団のリーダー
- ロイド・・・前作で生き残った一般市民
- ベティ・・・ロイドの恋人であり元看護師
- マイケル・・・パソコンに詳しく、クレアの右腕的存在
- Kマート・・・本名が嫌いなため、クレアたちとKマートで出会ったことからそう名乗っている
- チェイス・・・皮肉屋で現実主義者者
- オットー・・・クレア車団のバスの運転手
- ホワイト・クイーン・・・アンブレラの人工知能だが、タイラント化したアイザック排除のためにアリスに協力した
アンブレラ社側
- アレクサンダー・・・アンブレラ社の科学部門部長
- アルバート・・・アンブレラ社の上級幹部
④バイオハザードⅣ アフターライフ
4作目は2010年に公開されました。
あらすじは以下の通りです。
アンブレラ社は北米の全滅を受け東京に本部を移していました。
アリスは自らのクローンを連れ、東京の地下にあるアンブレラ社を襲います。
しかしそこでT-ウィルスを中和する薬を打たれてしまい、アリスは超能力を失ってしまいました。
何とか逃げ延びたアリスはアラスカへと辿り着きますが、安全地帯「アルカディア」は場所ではなく「船」だったのです。
アリスは生存者をアルカディア号に乗せるため、アンデッドやアンブレラ社と激しい戦いを繰り広げるのですが……。
ストーリーの中での各登場人物の立場は以下の通りです。
アリス側
- クレア・・・ストーリーの途中で洗脳されアリスを襲ったものの正気を取り戻した後は再びアリス達と共に戦った
- クリス・・・クレアの兄であり、アメリカ軍特殊部隊の兵士
- ルーサー・・・ロサンゼルス刑務所にいた生存者たちのリーダーであり元NBAのスター選手
- キム・・・ロサンゼルス刑務所にいた生存者であり、ベネットの部下だったがアリス側についた
- クリスタル・・・ロサンゼルス刑務所にいた生存者であり、料理を担当していた
- エンジェル・・・ロサンゼルス刑務所にいた生存者であり、サブリーダー
- ウェンデル・・・ロサンゼルス刑務所にいた生存者であり、もともとはクリスの監視役だった
- Kマート・・・前作からの生き残りでありアルカディア号の中で冷凍保存されていた
アンブレラ社側
- ベネット・・・ロサンゼルス刑務所にいた生存者たったが、アルカディア号に到着後アンブレラ社側に寝返った
- アルバート・・・アンブレラ社の上級幹部であり、T-ウイルスを体内に取り込んでいるものの適合がうまくいかず、新鮮な人間のDNAを摂取しなけらばならないため生存者を捕食していた
- クローンアリス・・・前作で採取したアリスのデータを用いてつくられたクローンたち
⑤バイオハザードⅤ リトリビューション
5作目は2012年に公開されました。
あらすじは以下の通りです。
アルカディア号にいた生存者を救出したアリスでしたが、かつて共に戦った元特殊部隊隊員のジルにより捕らえられてしまいます。
ジルはアンブレラ社により洗脳されていました。
アリスが次に目覚めた時には、ある実験施設の中でした。
脱出しようと逃げ出しますが、なぜかウィルスにより壊滅したはずの東京に出ます。
そこで再びアンデッドに襲われ戦いました。
その後もモスクワ、ニューヨークと壊滅したはずの都市に出ますが、それは全てよくできた映像だったのです。
なぜこのような施設を作ったのか、驚きの事実が明かされながら、アリスの最終決戦へ向けた戦いが始まろうとしていました。
ストーリーの中での各登場人物の立場は以下の通りです。
アリス側
- アルバート・・・前作までは敵だったが、レッドクイーンに反発してアンブレラ社を離脱しアリスに協力した
- レオン・・・アルバートによって派遣されたアリス救出チームのリーダー
- エイダ・・・アンブレラ社の元工作員だったがアルバート共に離脱した
- バリー・・・アリス救出チームのメンバーでありチームの前衛担当
- ルーサー・・・前作からの生き残りでありアリス救出チームのメンバー
- セルゲイ・・・アリス救出チームのメンバーであり電子端末の操作担当
- トニー・・・アリス救出のメンバー
- クローンアリス・・・アンブレラ社がつくったアリスのクローンであり何も知らない主婦
- トッド・・・クローンアリスの夫であり妻子を逃がしたがアンデッド化してクローンアリスを殺した
- ベッキー・・・クローンアリスとトッドの娘であり、オリジナルアリスを母と思い込み共に行動した
- クローンレイン・・・1作目で登場したアンブレラ特殊部隊のレインのクローン
アンブレラ社側
- レッドクイーン・・・アンブレラ社が開発した人工知能だが、システムを乗っ取り全人類を抹殺しようとした
- ジル・・・2作目でアリスと共に行動していたが、レッドクイーンに洗脳され今作では敵チームのリーダーとして登場(最後には自我を取り戻しアリス側へつく)
- クローンレイン・・・レインのもう一体のクローンであり、ジルの補佐として立ち回った
- クローンカルロス・・・カルロスのクローンであり、ジルの部下として他の隊員たちをまとめていた
- クローンワン・・・1作目に登場したアンブレラ特殊部隊隊長ワンのクローンであり、ジルの部下
⑥バイオハザード:ザ・ファイナル
6作目は2016年に公開されました。
あらすじは以下の通りです。
アンブレラ社が開発した人工知能「レッド・クイーン」は、アリスにあと48時間で人類が滅びること、それを止めるための薬が存在することを告げます。
アリスは薬を手に入れ人類滅亡を防ぐため、始まりの地ラクーンシティに再び足を踏み入れました。
なぜアンブレラ社はウィルスを開発したのか、アリスの正体とは。
全ての謎が解き明かされながら、人類の命運をかけた宿敵アンブレラ社との最後の戦いが始まったのでした。
ストーリーの中での各登場人物の立場は以下の通りです。
アリス側
- クレア・・・3作目から生き残ってきたアリスの戦友
- アビゲイル・・・機械に強い生存者
- コバルト・・・生存者でありモデルばりの美女
- クリスチャン・・・生存者でありコバルトの恋人
- レイザー・・・生存者であり黒人
- アリシア・・・アンブレラ社の重役だが、アリス達に協力していた
- レッド・クイーン・・・アンブレラ社で開発された人工知能だが、人類の滅亡を阻止して欲しいとアリスに依頼した
アンブレラ社側
- ドク・・・生存者の団体のリーダーでありクレアの恋人だったが、実はアンブレラ社のスパイだった
- アレクサンダー・ローランド・アイザックス博士・・・アンブレラ社の創設者の1人であり、シリーズ全体の真の黒幕
- アルバート・・・前作ではアリス側についていたが実は罠で、アンブレラ社の一味のままだった
- クローンアイザックス・・・アレクサンダー・ローランド・アイザックス博士のクローンだが自分をオリジナルだと思い込んでいる
- チュウ司令官・・・アイザックスの部下
バイオハザードの映画は意味不明?に関するQ&A
バイオハザードの映画は意味不明?に関するQ&Aは以下のとおりです。
以下でそれぞれ詳しく解説します。
①映画バイオハザードは完結している?
映画バイオハザードシリーズは6作目の「バイオハザード:ザ・ファイナル」で完結しています。
その後、7作目として「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」も公開されましたが、時系列としては1と2の間のストーリーです。
物語としては6作目が最後だったんですね。
②映画バイオハザードのレオンはどうなった?死亡したの?
実写映画版ではレオンの生死までは描かれていませんが、実は小説版では死亡しています。
ジルやエイダたちと共にアンデッドに殺されてしまったようです。
③バイオハザードのレッドクイーンの目的は?
レッドクイーンは「アンブレラ社に仕える事」と「人類を守る事」の2つをインプットされていたため6作目のストーリー展開上、矛盾が生じました。
自分ではアンブレラ社に逆らえないため、アリスに情報提供するという形で「人類を守る」という目的を達成しようとしたのでした。
④バイオハザードの黒人主人公は誰?
シリーズ7作目の映画「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」では、ジル役を黒人ハーフのハナ・ジョン=カーメンという女優が演じています。
⑤バイオハザード:ザ・ファイナルのアリスの正体は?
T-ウィルスの開発者の娘であるアリシア・マーカスのクローンです。
アンブレラの計画のための「道具」として生まれ、T-ウイルスに完全適合することで超人的な身体能力や超能力を獲得しました。
⑥映画バイオハザードに日本人は出ている?
4作目の「バイオハザードⅣ アフターライフ」の冒頭に日本初のアンデッド役として中島美嘉さんが出演しています。
⑦映画バイオハザードのクリスとクレアの関係は?
クリスとクレアは兄妹です。
一緒には住んでいなかったようですが、クレアは兄のクリスを尊敬していました。
2人の幼少期の頃の様子は「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」に細かく描かれていますので気になる方は是非チェックしてみてください。
⑧映画バイオハザードのファイナルはひどい?矛盾点は?
長年のファンからすると「ひどい」という評価が多いようです。
過去の作品のキャラクターが急に再登場したり性格が違っていたり、主要な出来事や戦闘シーンが違うなどの多くの矛盾点がありました。
⑨映画バイオハザードは最後どうなった?
アリスによってアンブレラ社は壊滅しますが、T-ウイルスは世界中に広がっておりアンデッドはまだまだ存在していました。
生存者を探しながら引き続きアンデッドたちと戦うアリスの旅は続いていく、というところで物語は幕を閉じました。
⑩映画バイオハザードを面白い順に教えて
映画バイオハザードシリーズは公開順に見るのがおすすめです。
7作目の「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」は1作目と2作目の間のストーリーではありますが、それまでの作品とは違って原作ゲームの世界観を再現しているため別物として楽しめるはずです。
バイオハザードの映画は意味不明?のまとめ
バイオハザードの映画は意味不明?について解説しました。
最後に簡単にまとめると、以下の通りです。
- 基本的にはアリス側VSアンブレラ社という構図
- 互いにスパイがいたため関係性が複雑化した
- アルバートは結局アンブレラ社の一味だった
- レッド・クイーンは最後にアンブレラ社を裏切った
登場人物が多いうえに、スパイや裏切りもあったためわかりにくいとされたバイオハザードシリーズ。
どのキャラクターがほんとうにアリスの味方だったのか見極めながら、作品を是非チェックしてみてください。