ユージュアル・サスペクツの伏線が知りたいです。
このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。
こちらの記事では映画「ユージュアル・サスペクツ」の伏線について解説しています。
記事の内容を見ていただくだけで「ユージュアル・サスペクツ」をもっと楽しめますよ。
何回見ても面白いです。
【ユージュアル・サスペクツ】の伏線一覧
ユージュアル・サスペクツの伏線・疑問点について以下の項目ごとに解説します。
以下でそれぞれ詳しく解説します。
伏線①キントの目線の動きに注目!
尋問中にキントの目線が泳ぐシーンがいくつかありますが、これは動揺しているからではなく、署内の掲示板や置かれている小物から、作り話のヒントを得るためです。
「コバヤシ」や「レッドフット」などは、掲示板や小物に書かれているものでした。
伏線②カイザー・ソゼは左利き?
キントの話から、カイザー・ソゼは度々左利きだと示されます。
これは、左の手足が麻痺しているキントから、疑いの目を反らすために強調して伝えていたということだったのでしょう。
実際に、冒頭でキートンを射殺したときは、左手に銃を持っています。
捜査側も観客も、キントはたまたま事件から生き残っただけの人物という印象が、より強まる巧みなミスリードだったというわけです。
伏線③動かないはずの左手...
なかなか証言を始めないキントにいら立ったクイヤンが、キントの体を小突くシーンがあります。
実はこのとき、左の手足が麻痺しているはずのキントが、左手でクイヤンを払いのけたのです。
とっさの出来事だったので、クイヤンは気付いていませんでしたが、キントが嘘をついているという伏線になっていました。
伏線④カイザー・ソゼとヴァーバル・キントの名前の意味!
カイザー・ソゼという名前ですが、
- 「カイザー」はドイツ語で「帝王」
- 「ソゼ」はトルコ語で「お喋り」
という意味です。
一方、ヴァーバル・キントの「ヴァーバル」は、英語で「口先だけ」という意味になります。
それぞれ似た意味を持つ単語で、詐欺師であるキントを象徴するようなネーミングです。
名前の時点で、「ヴァーバル・キント=カイザー・ソゼ」の答えは示されていました。
伏線⑤「カイザー」はドイツ語で「帝王」、「ソゼ」はトルコ語で、「お喋り」
「ユージュアル・サスぺクツ」の5人が釈放されるシーンで、キントは金色の腕時計とライターを受け取ります。
これはカイザー・ソゼが、冒頭にキントを射殺するシーンで、持っていたものと全く同じものです。
派手な色で目に留まりやすい色なので、勘が鋭い人は、序盤の早い段階でカイザー・ソゼの正体に気が付くのかもしれません。
【ユージュアル・サスペクツ】の伏線に関するQ&A
ユージュアル・サスペクツの伏線に関するQ&Aは以下のとおりです。
以下で順番に解説します。
①ユージュアル・サスペクツの最後のセリフは?
ユージュアル・サスペクツの最後のセリフは以下のとおりです。
ソゼはすごい
自分の存在を謎にした
そして―
消えた
②ユージュアルサスペクツはつまらない?
作品の構成上、序盤から中盤にかけてつまらないと感じる人はいるかもしれません。
ただ、ラストに伏線を一気に回収して謎を解き明かすので、2回目の鑑賞は、伏線を探すために序盤から面白く感じると思います。
③ユージュアルサスペクツと小林陶器の関係は?
キントに出されたマグカップは、小林陶器のものを使っており、ここから作り話のヒントを得ています。
作品のネタバレに関わる要素であるからなのか、小林陶器側は作品との関わりを公にはしていないようです。
【ユージュアル・サスペクツ】のあらすじ&総合評価
密輸船の爆破事件が起こり、唯一の生き残りである詐欺師・キントの尋問から映画は始まります。
爆破事件の6週間前、容疑者として頻繁に名前が挙がる「ユージュアル・サスぺクツ」の5人が、別の事件で警察署に集められます。
- キント
- 元汚職刑事のキートン
- コンビで強盗を行っていたマクマナスとフェンスター
- 爆弾製造をしているホックニーです。
5人は立件されず釈放されますが、マクマナスの声掛けで宝石の強奪を行います。
続いて、故買屋のレッドフットの依頼で再び強盗を行いますが、盗んだケースには、宝石ではなく少量の麻薬が入っていました。
レッドフットに憤る5人でしたが、依頼主である「コバヤシ」という弁護士を紹介されます。
コバヤシと対面し、実は大元の依頼主は実在しないとも言われる伝説的ギャング「カイザー・ソゼ」だと知らされます。
密輸船の爆破の真相には想像がつかない事実が隠されていたのでした...。
総合評価としては☆4つ!です。
緊張感あるサスペンス描写や、アウトローな登場人物の魅力に溢れて、ラストには驚くこと間違いない作品です。
【ユージュアル・サスペクツ】の見どころは?
ケヴィン・スぺイシーの演技が大きな見どころです!
「ユージュアル・サスぺクツ」の演技で、アカデミー賞の助演男優賞を受賞しました。
左の手足に麻痺を抱えている詐欺師という役柄ですが、尋問に飄々と答えるところと、事件の全貌が明らかになってからの振る舞いのギャップにとても驚かされます。
尋問されている間、ずっと目が泳いでいるのですが、動揺しているのではなく、実はずっと作り話のヒントを探しているからこその仕草だったのです。
細かい仕草まで、気を配った繊細な演技が素晴らしい作品です!
【ユージュアル・サスペクツ】の印象に残ったシーン
クイヤンが尋問後に事件の全貌を察して、警察署から去っていくキントを追いかけていくも、見失ってしまうシーンです。
キントが尋問に対して話した内容は、警察署内にある小物などからヒントを得た、全くのでっち上げだったのでした。
キントは、左側の手足に麻痺を抱えており、上手く歩けていなかったのですが、警察署の外を出てから、少しずつ歩行がスムーズになっていく様子に鳥肌が立ってしまいます。
まさに、超一流の詐欺師が一仕事終えたあとのような颯爽(そうそう)とした振る舞いに、思わずカッコよさを感じてしまいました!
【ユージュアル・サスペクツ】のキャストや相関図をネタバレ
【ユージュアル・サスペクツ】のキャストや相関図は以下のとおりです。
- ユージュアル・サスペクツの5人
- ユージュアル・サスペクツの5人は以下のとおりです。
①ディーン・キートン(ガブリエル・バーン)
刑事という立場でありながら、様々な犯罪に手を染めた過去がある。
現在は、恋人の助けを得ながら更生に励んでいる。
②マイケル・マクマナス(スティーヴン・ボールドウィン)
短気で喧嘩っ早い性格。フェンスターとコンビを組んで強盗をしていた。
③フレッド・フェンスター(ベニチオ・デル・トロ)
マクナマスの相棒。英語の訛りがきつく、ずる賢く頭がキレる。
④トッド・ホックニー(ケヴィン・ポラック)
爆弾の製造をしている。仲間を平気で裏切る薄情者。
⑤ヴァーバル・キント(ケヴィン・スペイシー)
詐欺師。ケチな性格で、爆破事件の生き残り。
- 捜査官
- 捜査官は以下のとおりです。
①デイヴ・クイヤン(チャズ・パルミンテリ)
キートンを長年追っている捜査官。キントへの取り調べで、キートンの生死を聞き出す。
②ジャック・ベア(ジャンカルロ・エスポジート)
FBI捜査官。密輸船爆破事件について調べている。
③ジェフ・ラビン
クイヤンの同僚で巡査部長。取り調べに協力する。
- カイザー・ソゼとその関係者
- カイザー・ソゼとその関係者は以下のとおりです。
①カイザー・ソゼ(スコット・B・モーガン)
謎多き伝説的ギャング。謎の多さゆえ、ネッシーに例えられている。
②コバヤシ(ピート・ポスルスウェイト)
カイザー・ソゼの右腕的な立場の弁護士。
③レッドフット (ピーター・グリーン)
マクナマスに仕事を紹介した故買屋。
【ユージュアル・サスペクツ】の評判や口コミは?
『ユージュアル・サスぺクツ』ブライアン・シンガー監督
観る度に発見があったり、疑問が出てきたり、
何度観ても楽しめる映画。観ている私たちの視点と物語の中の視点について、
とても面白いなぁと考えさせられます。表情、台詞の一つ一つもとても楽しませてくれます。
— こいす (@tiny_tiny_chair) October 23, 2021
【映画】ユージュアル・サスぺクツ
今回で3度目。何度見ても終わった後「えぇ…?」って首をかしげる。
何度でも繰り返し見れてしまう映画。
衝撃のオチはぜひ見て知って「もう一度見ないと!」を体感してほしい。
さすがの俳優陣で、ストーリーも無駄がなくて面白い!#洋画好きな人と繋がりたい— 祥 (@kyoban_syo) May 23, 2019
【ユージュアル・サスペクツ】は何度見ても楽しめる映画だという評判や口コミが多いです。
伏線が多いのも楽しめる要因。
映画好きにはたまらない一品です。
【ユージュアル・サスペクツ】はこんな人におすすめ
【ユージュアル・サスペクツ】は以下のような人におすすめです。
- 先の読めないストーリーを求めている方
- アウトローな雰囲気をまとったキャラクターが好きな方
- 俳優の演技をじっくり楽しみたい方
- 最後の最後のどんでん返しに驚きたい方
- 伏線の確認のために、複数回映画を楽しみたい方
【ユージュアル・サスペクツ】の伏線一覧のまとめ
「ユージュアル・サスペクツ」は、何度も見返したくなるほど、細かい伏線が散りばめられている緻密なストーリーの作品です。
作品の結末を知っていたとしても、「こんなところに伏線が!」と毎回驚かされてしまいます。
作品の中で、明らかになっていない要素もたくさんあるので、友人たちと考察を話し合うのも楽しい作品だと思います。
サスペンス映画の傑作と呼ばれている作品なので、ぜひ観てみてください!