グランド・イリュージョンの考察について教えてください。
このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。
こちらの記事ではグランド・イリュージョンの考察ついて解説しています。
記事の内容を見ていただくだけでグランド・イリュージョンがさらに楽しめますよ。
どんな考察があるんだろう。
グランド・イリュージョンのストーリーの考察
グランドイリュージョンにおけるマジックショーには「ディランの復讐」という目的があったと考察されています。
以下で詳しく解説します。
①ディランの父の死
FBI捜査官であり「The EYE」のメンバーであるディランの父は偉大なマジシャンでした。
しかし川に沈んだ金庫からの脱出マジックに失敗し、命を落としたとされています。
ディランはこの死に関わった人物に復讐するために、フォー・ホースメンにかげながら指示を出しマジックショーを行わせていたのでした。
すべてがディランによる復讐劇だったんですね。
②ディランの父の死に関わった人物など
ディランの父の死に関わった人物などは以下のとおりです。
①サディアス
ローズの父親が死亡した要因だと考えられていた人物です。
サディアスの種明かし業がローズの父親を追い詰め、評判を取り戻すために「奇跡の脱出劇」に挑戦することになりました。
ディランはサディアスさえいなければ父が無謀なマジックに挑戦することはなかったとして、憎んでいたのです。
②金庫の生産会社エルコーン
奇跡の脱出劇に使用した金庫です。
ディランの父の脱出マジックの際、金庫の不具合で父は命を落としました。
金庫の生産会社エルコーンは、粗悪品だったことを隠ぺいしていました。
③トレスラー保険会社
資産家アーサー・トレスラーの保険会社です。
ディランの父親の死に対して、保険金を支払いませんでした。
④パリの銀行
保険金の引受銀行です。
トレスラー保険会社が拒否したため、本来ならパリの銀行から支払われるはずの保険金が、支払われませんでした。
③マジックショーの順番の意味
フォー・ホースメンのマジックショーは「パリの銀行→アーサー(トレスラー保険会社)→金庫強奪(エルコーン)→サディアス」と、ディランにとって恨みの弱い順に開催されました。
つまり、1番憎んでいるのは「サディアス」ということがショーの開催順から読み取れますよね。
順番にも意味があったんですね。
グランド・イリュージョンのマジックを考察
ディランの復讐劇のために行われたマジックショーに関する考察をご紹介します。
①パリの銀行をリモートで強盗
フォー・ホースメンはランダムに選ばれた観客に「襲って欲しい銀行」を答えさせ、その銀行にテレポーテーションして現金を奪うイリュージョンを行いました。
これは選ばれた男に暗示をかけ、パリにいると錯覚させ、元々盗んでおいた現金をベガスの舞台にばら撒き、あたかもテレポーテーションして銀行を襲ったように見せるというトリックでした。
ランダムに選ばれた様に見える男でしたが、実はフォー・ホースメンに「ラスベガスに行きたくなるように」実際にラスベガスに向かうまで、日々暗示をかけられ続けていました。
派手なマジックの裏には地道で長い下準備があったのです。
②トレスラーの財産を勝手に送金
フォー・ホースメンが次に行ったのは、トレスラーを含めた観客に預金残高を書かせ心を読み、残高を当てるイリュージョンです。
観客の銀行残高が次々に増える一方で、トレスラーの残高は減るというものでした。
このマジックにおいても観客はランダムに選ばれたのではなく「災害の被害者・トレスラー保険に入っているが、保険金が未払い」である人間を意図的に選んだ事をホースメンは公表しました。
なお、フォー・ホースメンは移動中の飛行機で心を読むマジックで遊ぶふりをして「飼っていた猫の名前」などから、トレスラーの預金残高をおろすためのヒントを集めていたのでした。
こうした下準備によって、ショーでは見事にトレスラーに復讐することができました。
さらに「災害の被害者」をイリュージョンの主役にしたことで、ディランの本来の目的をカモフラージュしたとも考えられます。
③エルコーンの金庫を強奪
フォー・ホースメンが3番目に行ったのは、エルコーン社の脱税金が入った金庫を略奪し、NYの空にばら撒くイリュージョンです。
このショーに関しての種明かしはされていませんが、プロジェクションマッピングなどを使ったと考察されています。
※プロジェクションマッピングとはプロジェクターで映像を立体物やでこぼこのある面に映し出し、実物と映像をシンクロさせる映像手法のことです。
そして、NYにばら撒かれたのは偽札でした。
これが大勢の観客の前では最後のマジックとされましたが、実は4つ目の復讐につながります。
④サディアスに罪を着せる
すべてのマジックショーの目的であった、最後にして最大の復讐が果たされます。
サディアスが自身の車の鍵を開けると、車内からエルコーン社の脱税金だと思われる大量の札束があふれ出しました。
これによりサディアスは5人目のホースメンとして、現行犯逮捕されます。
サディアスに復讐するというディランの最大の目的が達成された瞬間でした。
グランド・イリュージョンの考察に関するQ&A
グランド・イリュージョンの考察に関するQ&Aは以下のとおりです。
以下でそれぞれ詳しく解説します。
①グランド・イリュージョンのアルマの正体は?
アルマ自身はインターポールの捜査官ですが「グランドイリュージョン」の結末で、ディランの正体に気づきました。
ディランの事を理解したアルマは、協力することにしたのでした。
ディランの協力者となったんですね。
②グランド・イリュージョンのサディアスの正体は?
サディアスは実は「The EYE」のメンバーであることが続編の最後で明らかになりました。
さらにディランの父との関係性、これまでフォー・ホースメンとディランを見守ってきたことを明かし、1作目のストーリーすらも伏線だったことがわかり、観客を驚かせたのでした。
③グランド・イリュージョンはひどい?
ひどいという評価をする人も確かにいるようです。
複雑すぎるストーリーやマジックのリアリティのなさなどがその原因だといわれています。
⇩グランド・イリュージョンがひどいか面白いかは以下の記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。
④グランド・イリュージョンの黒幕は?
1作目ではディランが黒幕でしたが、2作目ではすべての糸を引いていたのはサディアスだったと判明しました。
⑤グランド・イリュージョン見破られたトリックのネタバレは?
最大のネタバレはサディアスが黒幕だったということです。
さらに天才科学者ウォルターの父親がアーサー・トレスラーであり、ウォルターは父の復讐のためにフォー・ホースメンの邪魔をしていたことが後半で明らかになりました。
⑥グランド・イリュージョンのジャックは死んだの?
ジャックは生き延びました。
病院から死体を盗んでおき、バスで本物のジャックが乗った車が見えなくなった瞬間に、死体を乗せた車を入れ替えて事故を起こして爆発して死んだと見せかけました。
⑦グランド・イリュージョンのアイの正体とは?
アイとは古代から存在する魔術師たちの集団で、優れたマジシャンに対して特別な力を授け世界中でひそかに影響力を持つ組織です。
フォー・ホースメンたちを導く存在であり、アイのメンバーになる事はマジシャンにとって最高の名誉でした。
⑧グランド・イリュージョンのアイのメンバーは?
今のところわかっているメンバーは以下の通りです。
- フォー・ホースメン
- ディラン・ローズ
- サディアス・ブラッドリー
- マカオのマジック店の店員2人
グランド・イリュージョンの考察についてのまとめ
グランド・イリュージョンの考察について解説しました。
最後に簡単にまとめると、以下の通りです。
- マジックショーはディランの復讐のため
- ショーの順番にも意味があった
- すべてのマジックには下準備がされていた
ディランの復讐劇を成功させるために多くの時間と手間をかけたフォー・ホースメン。
続編ではサディアスの正体も明らかになった今、3では一体何のためにマジックを行うのか気になりますよね。是非、劇場でチェックしてみてください。