シックスセンスのマルコムについて教えてください。
このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。
こちらの記事では映画「シックスセンス」のマルコムについて解説しています。
記事の内容を見ていただくだけで「シックスセンス」がさらに楽しめますよ。
マルコムは死んでいたのかな。
シックスセンスのマルコムは死んでた
映画「シックスセンス」において主人公のマルコムは実はすでに死んでいたということが結末で明らかになります。
この事実は、映画の初めから終わりまで、観客に気づかないように巧みに隠されていました。
マルコム自身が幽霊であるという真実は、彼がコールとのセッションを通じて自身の死を受け入れる過程で描かれていきます。
マルコムが死んでいたことがわかる伏線2つ
伏線が散りばめられていたんですね。
①マルコムは生きている人間と直接会話はしていなかった
さまざまな登場人物と話をしているように見えたマルコムでしたが、実は、マルコムと目を合わせて会話をしているのは、コール少年だけでした。
マルコムがいかに「実体のない幽霊」なのか、が、会話の節々からも読み解けますので、台詞回しにも気を配りながら鑑賞すると、より楽しめます!
②マルコムは決して物には触れなかった
作品中のマルコムをよく見てみると、決して物には触れなかったことがわかります。
例えば、マルコムが妻と会いにレストランに行くシーンだと、彼は座る椅子に決して触りませんでした。
さらにマルコムがテーブルの上の伝票に手を伸ばそうとすると、妻が代わりにつかんでしまうという描写がありました。
他の場面でも決してドアを開けたりはしていないのですが、シーンをうまく切り取って、まるでマルコムが開けたかのように観客に思い込ませていたのです。
シックスセンスの死んでたマルコムの左手がポイント
映画「シックスセンス」においてマルコムの左手は決して映されませんでした。
それはマルコムが死んでいたたため、もう左手に結婚指輪をしていないことを観客に悟られないようにするためだったのです。
これは、映画の最後にマルコムの妻が彼の結婚指輪を床に落とす、非常に重要なシーンにつながります。
ここで、妻は夫の指輪を埋葬しないで手元に置いておいたであろうことが判明し、マルコムが死んでいたことがはっきりわかるのです。
左手を映せないため、マルコムが生前にものを書きなぐるシーンでは、本来左利きであるブルース・ウィルスはわざわざ右手でペンを持たなくてはならなかったそうです。
マルコムになりきるために利き手も変えなければならなかったんですね。
シックスセンスのマルコムが死んでいたことに関するQ&A
シックスセンスのマルコムが死んでいたことに関するQ&Aは以下のとおりです。
以下でそれぞれ詳しく解説します。
①シックスセンスのコールは気づいていた?
映画「シックスセンス」のもう一人の主人公コールは、精神科医マルコムが死者だと気付いていたのかもしれません。
死人が見えることが当たり前なコール少年にとって、目の前に現れたマルコムは、その雰囲気からして生身の人間とは思っていなかったでしょう。
だからこそ、心を開いたのかもしれませんね。
死者だとわかっていたから仲良くなったのかもしれませんね
②シックスセンスの最後のセリフは?
映画「シックスセンス」における最後のセリフは、マルコムが眠っている妻に発した以下のセリフです。
『大切にしてたよ
いつも
愛してる
今眠っているが
覚めればすべて変わる』
『おやすみ マルコム』
『おやすみ(スイートハート)』
③シックスセンスは霊が見える人が作った?
そうです。
シックスセンスは「見える」人が作りました。
この作品を手掛けたナイト・シャマラン監督本人が「見える」と断言しています。
少年時代に溺れて死にかけた後、見えるようになったそうです。
2004年にアメリカで作られたドキュメンタリー番組『M・ナイト・シャマラン ある映画監督の謎』では、監督への密着取材が行われ、撮影中に実際に怪奇現象が多くおこってしまったそうです。
④シックスセンスのネタバレは?
映画「シックスセンス」における最大のネタバレは、精神科医マルコムが死んでいたということです。
さらにそのことに本人は気づいていなかったのですが、コール少年との交流を深めていくうちに自分の死に気付きました。
最後は眠っている妻にお別れを言ってマルコムは消えていったのです。
⇩シックスセンスのネタバレは以下の記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。
⑤シックスセンスで死んでたのは?
映画「シックスセンス」で死んでいたキャラクターは精神科医のマルコムと、少女キラの2人です。
キラは死者として分かりやすく描かれていましたが、マルコムが死者だということは最後の最後まではっきりさせられていませんでした。
⑥シックスセンスのオチはわかる?
シックスセンスのオチは分かりやすいです。
銃で撃たれて死んだことに気付いていなかったマルコムが、死人とコミュニケーションが取れるコール少年との対話を通じて、自分の死を認めていく、というオチです。
⑦シックスセンスの幽霊は本物?
映画「シックスセンス」に出てくる幽霊はもちろん人工的につくられたものです。
つまり本物ではありませんが、まるでリアルな幽霊であるかのような映像ですよね。
監督が実際に見た幽霊をモデルにしているそうなので本物だと感じるのかもしれません。
⑧シックスセンスの考察は?
この映画の中心的なテーマは、死と向き合うこと、そして受け入れることです。
また、少年コールの精神的な成長も描いています。
コールがキラの霊を助けるシーンは、彼が自分の能力を受け入れ、それを使って他人を助けることができるようになったことを象徴しているのです。
ただのホラー映画ではなく、深いテーマがあるのですね。
⇩シックスセンスの考察については以下の記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。
⑨シックスセンスのヴィンセントについて
ヴィンセント・グレイは主人公マルコムが10年前にカウンセリングをほどこした青年です。
作品の冒頭でマルコムの家に侵入し「自分を救ってくれなかった」と責め、銃でマルコムを撃ったあと、自殺してしまいました。
撃たれた後にマルコムがどうなったのかは、ぜひ作品を観てみてください。
シックスセンスのマルコムが死んでいたことに関するまとめ
シックスセンスのマルコムについて解説しました。
最後に簡単にまとめると、以下の通りです。
- マルコムは最初から死んでいた
- 少年コールはマルコムが死者であることに気づいていた可能性が高い
- シックスセンスはただのホラー映画ではない
- 死と向き合うことや少年の成長を描いた作品
以上、シックスセンスのマルコムに関する解説でした。
マルコムが死んでいたと知った上で改めて観てみると細かい伏線に気づけていいかもしれませんね。
是非作品をチェックしてみてください!
⇩シックスセンスのあらすじは以下の記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。