最愛の伏線について教えてください。
このような声にお応えして参考となる記事をご用意しました。
こちらの記事ではドラマ「最愛」の伏線について解説しています。
記事の内容を見ていただくだけでドラマ「最愛」がさらに楽しめますよ。
細かい伏線がありそうだよね。
最愛で回収された伏線3つ
最愛の重要な伏線は以下の3つです。
以下でそれぞれ詳しく解説します。
①血まみれの梨央
第1話の冒頭では、主人公の真田梨央(さなだりお)が血まみれの状態でパトカーに乗り込むシーンがありました。
この衝撃的な場面の詳細は作品の後半まで明らかにされず、9話においてようやく伏線が回収されました。
真田ウェルネスの寄付金詐欺の件で自ら出頭した梨央の母、真田梓。
この件に動揺した後藤が警察へ向かおうとするも、梨央は引き止めます。
しかし後藤はその手を振り払い、その反動で階段から落ちてしまい頭から大量の血を流しました。
倒れた後藤のそばに駆け付けた梨央が手をついた先にも血がついており、その直後に梨央は梓の件で警察への出頭を求められたのでした。
こうして、血まみれの梨央が警察へ向かうあのシーンが誕生したのです。
第1話から「いったい誰の血なんだろう」と話題になっていた場面だけに、最終回直前の第9回で回収されたときには「後藤さんの血だったか!」と視聴者の間では衝撃が走りました。
②優の運転免許証を見た時の大輝の指の動き
大輝が優の運転免許証を見せられた際に、事件の容疑者と同一人物かどうか「確信が持てません」と言ったシーンも伏線になっていました。
表情はいつもと変わらないように見えていたのに、指の動きがやけにうまく組んでいない大輝。
優が容疑者だと確信を持ってしまっているのに、そうではないと信じたくて嘘をついた罪悪感と焦燥感でいっぱいになっていることが漏れてしまっていました。
このように細かな描写で伏線を散りばめていた最愛。
作品の中盤で優が自ら警察に連行されたことで「優が犯人説」という伏線は回収されましたが、最終的には真犯人は別にいました。
③15年前の事件現場に大輝もいた?
ドラマもクライマックスに差し掛かった第9回において新たな伏線が張られました。
それは大輝の後輩である藤井刑事の発言によるものです。
真田梓と秘かに会っていたことを大輝に問い詰められた藤井刑事は、逆に大輝を問い詰め返します。
「俺も聞きたいことあったんすよ。15年前、台風の夜、本当は事件の現場におりましたよね?」
この発言を聞いた大輝は黙って藤井をにらみ、そのまま場面は切り替わってしまいました。
この伏線により最終回直前にしてまさかの「大輝が犯人説」が浮上し、視聴者の間では多くの驚きの声があがりました。
しかし最終回で大輝の口から「その時は結婚式に出ていた」とはっきり説明があったので、この伏線も無事に回収されたのでした。
最後の最後まで伏線を張り続けた最愛。
毎週ハラハラドキドキしていた視聴者も多かったことでしょう。
最愛で未回収の伏線6つ
最愛で未回収の伏線は以下のように6つもあります。
以下で詳しく解説します。
①なぜ旧札の1万円だったのか
入社5年目にしてグループの金庫番になった後藤。
このことから、少なくとも20年以上前から金庫を扱っていたことがわかります。
不正流用は、競売のための融資が受けられなかったために、後藤が一人ではじめたことであり、その総額は10億968万円。
8年前からという言い分でしたが、旧札が使われていたのは17年以上前(2004年まで)のことです。
実際には、17年以上前から裏金を溜め込んでいたと考えるほかありません。
②なぜ梨央は芝池公園へ行ったのか
梨央と渡辺昭を芝池公園で引き合わせたのは後藤です。
しかし、梨央が誰からの連絡を受けて、なぜ公園に行ったのかは謎のままでした。
③優のスパイ活動
優は姉の梨央を守るために後藤を監視していました。
しかし、梓とも加瀬とも連絡が途絶えた中で、どうやって社内のパソコンをハッキングしたのかも、どうやって後藤の攻撃を阻止するつもりだったかも謎のままです。
④橘しおりの両親の離婚と真田家への怨恨
15年前の事件に関与していた橘しおり。
その時期に両親が離婚したという設定がありましたが、事件と関係があるのかどうかは語られないままでした。
また、どうして渡辺康介ではなく真田家への恨みをそこまでつのらせたのかについても謎のままです。
事件後の自分と梨央の成功を比べて逆恨みした可能性もあるかもしれません。
⑤青木奈菜の「被害者じゃない」発言
渡辺康介に襲われたあとも薬物仲間であり続けた青木奈菜。
渡辺康介との堕落した関係を抜け出せず、その後は渡辺康介が失踪したショックに苦しみ、小瓶を保管しながら15年のあいだ告訴できずにいました。
被害者の立場でありながら、なぜそこまで渡辺康介を想ったのかは最後まで謎のままでした。
⑥梓の関与
最愛の最大の謎は梨央の母、梓がどこまで知っていたか、ということです。
会社の寄付金詐欺についてや加瀬のペンの件などもそうですが、はっきりとした描写はないものの事情を知った上で動いている、という匂わせ行動の多い人物でした。
身近な人たちを守るため、最後の最後まで秘密を貫き通した印象があります。
ぜひ本編を見て考察してみてください。
最愛の伏線一覧・回収まとめに関するQ&A
最愛の伏線に関するQ&Aは以下のとおりです。
以下でそれぞれ詳しく解説します。
①最愛の伏線一覧は?
最愛における伏線一覧は未回収のものと合わせると以下の通りです。
- 血まみれの梨央
- 優の運転免許証を見た時の大輝の指の動き
- 15年間の事件現場に大輝もいた?
- なぜ旧札の1万円だったのか
- なぜ梨央は芝池公園へ行ったのか
- 優のスパイ活動
- 橘しおりの両親の離婚と真田家への怨恨
- 青木奈菜の「被害者じゃない」発言
- 梓の関与
さまざまな伏線が張られていたんですね。
②最愛の伏線回収まとめは?
最愛の伏線については上記の通りですが、回収されたのは3つのみです。
その他6つは謎のまま、物語は幕を閉じました。
③最愛でヨーグルトを落としたのは?
第6話において梨央がヨーグルトを落としたまま放置するシーンが描かれました。
優が逮捕されたショックから落としたのだとも考えられますが、かなり派手に落としたままそのままだったので、梨央も記憶障害なのでは?という考察も視聴者の間で繰り広げられました。
④最愛で左利きだった人物の考察とは?
最愛では第5話において「15年前の事件現場に左利きの人物がいた」ことが判明しました。
登場人物の中で左利きなのは梨央と大輝と加瀬だったため、意外な犯人像として視聴者の間では話題になりました。
⑤最愛のポスターの答え合わせは?
「ポスターにヒントがある」という新井プロデューサーの言葉で、ファンの間ではポスターに関する考察が盛り上がっていました。
梨央と大輝と加瀬、3人だけで写っているポスターにその答えはあったのです。
最愛はサスペンスラブストーリーですが「サスペンス」の部分を加瀬が、「ラブ」の部分を梨央と大輝が担っているという意味だったそうです。
12人バージョンのポスターもありましたので、そちらを深読みしていた視聴者も多かったようですね。
⑥最愛の加瀬さんのその後は?
加瀬さんのその後は明確に描写はされなかったので、視聴者の想像に任せた結末でした。
海外逃亡説や、自殺説、白川村に住んでいる説など多くの考察がなされていますので、ぜひ余韻を楽しんでみてください。
⇩最愛の加瀬さんのその後についての考察は以下の記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。
最愛の加瀬さんのその後どこへ行ったの?徹底考察したので紹介する!
⑦最愛の残された謎とは?
最愛には未回収の伏線も多くありますが、最大の謎は梨央の母、梓の関与でしょう。
一連の事件についてどこまで何をしっていたのか、はっきりしないまま秘密を抱えたような表情の梓が印象的でした。
謎のままなんですね。
⑧最愛のりおの記憶障害に関する考察は?
最愛では優が記憶障害でしたが、梨央も実は記憶障害だったのではという考察もありました。
15年間の事件について覚えていないこともその一例でしたが、これは犯行時に飲まされた睡眠薬の副作用によるものでした。
結論としては梨央に記憶障害はありません。
最愛の伏線一覧・回収のまとめ
最愛の伏線について解説しました。
最後に簡単にまとめると、以下の通りです。
- 最愛の伏線は9つある
- そのうち6つは未回収
- 最大の謎は母、梓の関与
最愛は、多くの伏線が散りばめられたドラマです。
今回の記事を踏まえたうえで改めて観てみると新しい発見があるかもしれませんので、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか?
⇩最愛のあらすじについては以下の記事で詳しく解説していますのでご覧下さい。